肌荒れになるような保湿の成分が少ない化粧品

肌が荒れる原因の一つに保湿が足りていないことがあります。お風呂に入っているときやお風呂から出たばかりの肌はプルンップルンッだと思います。このときには十分に肌が潤っていて保湿が十分に足りている状態です。赤ちゃんの肌は、大人がお風呂に入っているときのようにすごく保湿されている状態なので、もちもちなんですね。この赤ちゃんのもちもち肌が理想の肌と言われていると思いますが、この肌にするには努力も必要ですし、努力しても完全に同じというわけにはいきません。年齢ととも肌の弾力が少なくなっていしまうのは仕方がないことですし、新陳代謝によるターンオーバーサイクル(皮膚の入れ替わる周期)も年齢とともに狂いやすくなります。

肌の弾力はコラーゲンやエラスチンの減少とともになくなっていきます。コラーゲン、エラスチンを製造している細胞の生産能力は加齢とともに低くなっていくので、同時に肌の弾力もなくなってしまうんですね。現在の美容業界ではこの肌の弾力をなくさないような製品は発売できていません。弾力を作っているのは皮膚の内部の方なので現在の化粧品では対応できないんですね。では、他に肌の状態をよく保つためにできることはないのかと考えた結果、肌の保湿ということになっているのだと思います。ターンオーバーサイクルは4週間前後~6週間前後と考えられていますが、このサイクルが正常に行われないと新しい肌にキチンと生まれ変わることができなくなるので、きれいな透き通った肌にならなくなります。

肌は損傷を受けた時には、早く回復させようと通常よりも早く細胞分裂をすると考えられています。その時には普段と同じような細胞ではなくてどこかおかしくなってしまった細胞もあるようです。その細胞が本当ならきれいに剥がれおちて生まれ変わるはずの肌に残ったりしたものがシミなどになります。これはメラニン色素が残ってしまった結果と考えられていますが、毎日のケアをキッチリとし細胞を正常に生まれ変わらせてあげれば、たいていのシミなどはなくなります。弾力増やすことはなかなか難しいことだと思いますが(絶対に無理ではないと思いますので)、肌の表面をキッチリ保湿してあげれば肌のツヤは戻ってくると思います。肌の表面がガザガザだと剥がれるはずの皮膚がうまく剥がれずに、肌の入れ替わりが正常にいかなくなる可能性があるので、肌の保湿はキッチリとするようにしましょう。その結果、肌の表皮の少し下にあるシミなども一緒になくなってしまうと思いますので。